ついに韓国で現地調査!その1〜東洋学園大学本庄ゼミとの取り組み〜
みなさまこんにちは!コスメルチームのmikiです。
本日は、
東洋学園大学本庄ゼミのみなさまと産学連携協定を結び、絶賛進行中のプロジェクト
「メンズ化粧品市場の日本における普及の壁の特定」のレポート第2弾…
韓国での現地調査編です!!
レポート第1弾はこちら📝
美容大国といえば!の韓国。
普段日本で暮らしていて韓国フリークではない方が、韓国のイメージは?と聞かれてぱっと思い浮かぶのは
「徹底した学歴・見た目社会!」
「若者はみんな整形をしている!」
「美容にかけるお金が半端ない!韓国コスメで肌ツヤツヤ!」
「メンズもスキンケアを使いこなしていて、メイクまでばっちり!」
…こんなイメージではないでしょうか?
かくいうわたしも、これまで渡韓したこともなければお土産でもらうことはあっても自分で韓国コスメを購入したこともなかったので、
完全にそう思い込んでおりました。
現在の日本の化粧品・美容市場において、もはや無視できないどころか注目せざるを得ない存在となっている韓国のコスメや美容法。
特にZ世代においては「韓国コスメ以外買う選択肢にない」なんて意見もちらほら聞かれるほど。
そんな昨今においては大変貴重で有意義な「韓国現地の生きたリアルな声」を聴くことができ、
そしてこれまでのイメージがかなり覆ったので、
中でも特にこれは!と感じた内容を、個人的な所感と併せていくつかご紹介していきます。
内容が盛りだくさんのため前編、後編でBlogをアップする予定です。
また、コスメルメンバーズの方へは後編でお届け予定の内容をフライングして、また他のコスメルチームからの詳細なレポートを
毎月の定例会にてご共有予定です!
乞うご期待!
(まだ登録されていない方、コスメルメンバーズへのご参加お待ちしております◎)
現地調査@弘大
本庄ゼミのみなさまが取り仕切って行う本取り組み。
手配してくださった場所は、韓国の若者の街、弘大(ホンデ)にあるとあるカフェでした。(写真は弘大の街並み)
今回の韓国での本庄ゼミとしての調査は3日間に渡り行われましたが、コスメルが見学したのは中日の2日目。
参加者はメインターゲットである20~30代の韓国人男性、加えて同年代の韓国人女性も数名いらっしゃり、
1日だけで約30名の方々にインタビューを実施!
日本語が堪能な方もそれなりに参加されていたこともあり、大変スムーズにコミュニケーションをとれていて、
見学していたわたしたちも難なく理解でき、そして多くの発見がありました。
そもそもイメージしていたオッパもオンニもいない!
最初にちょこっと余談から。
いくら韓国カルチャーに疎いわたしでも耳にしたことのあるオッパやオンニという単語をあえて使いましたが、
渡韓前に想像していたような韓国アイドルのような見た目の方は、男性女性問わず、また参加者だけでなく街中含めてほとんどいない!
というのがまず最初の驚き。
もちろん中にはうわさで聞いていた通り
「高校卒業記念に両親から整形をプレゼントされて実際に施術してもらった」という方もいらっしゃいましたが、
ぱっと見は日本人に見えるような方が、特に男性で多い印象。
そもそもアイドルの容姿を理想としている男性はかなり少なく、「テレビでよく見かけるタレントや俳優の方が理想に近い」ともお話ししていました。
また、「韓国は徹底した学歴・見た目社会」というイメージも日本では昔から強くありますが、聞いてみると
「いやいや!日本だって学歴も見た目もめちゃくちゃ気にしてるじゃん!」
と、日本留学経験のある方々から総ツッコミ。
わたしの同級生にも、大学入学前にご両親から進められて二重整形をした方も何人かいましたし、
確かに日本でも、学歴も容姿も人と成りを判断する上での指標に全くなっていないかというとまだまだそうではないと思いますので
若年層においてはそこまで大きなカルチャーショックはないのかも?と感じられました。
ただ、例えば日本においても特にZ世代でマスクを外すのが怖いと感じている人が多い、と言われてはいるものの、
韓国では自分の容姿を気にしすぎてしまうことが原因で心の病を患ってしまう方が多いことが社会問題になっているのはやはり事実としてあるようですので
根底にあるものは近くとも、程度にはやはり差があるのかな、と思います。
韓国メンズにとってスキンケアは”自己管理の一環”
それでは本題の「韓国のメンズ美容について」です。
グループワーク中、たくさんの発見や気づきがありましたが、中でも特に印象深かったのは
「スキンケアは自己管理の一環としてやっている」
という意見が、男性陣の意見でかなり多かったこと。
(写真の真ん中にある付箋にもハングル文字で「自己管理」と書かれているそう)
例えば自分の健康管理のために運動をしたり食べ物に気を遣ったりするのと同じで、
自分の肌を健やかに保つために化粧品を用いてスキンケアやUVケアをするし、使用するアイテムや成分にもこだわる。
そのためスキンケアは、もちろんファーストインプレッションをよくするためという意味合いもあれど
あくまでも自分のためにやっていることで、自己管理の一環。
「スキンケアをする」という行為自体は日常生活の一部なので、別に特段意識の高い行動だとは思わない。
…とのことでした。
そして逆もまた然りで、健康に全く興味がなくて運動をしなかったり好きなものだけを食べたりする人がいるように、
自分の肌に興味がなくて全くスキンケアをしていないような人ももちろんいる、とのこと。
(ちなみにこれも余談ではありますが、韓国のZ世代にとってスキンケアをしない男性はかなり硬派なイメージがあるとのことで、
日本でいうところの「THE昭和の男!」が近いとのことでした笑)
これらの意見を生の温度感で聞いたからこそより強く感じられたのですが、
美容大国韓国の男性にとって、スキンケアという行為や、のちにご紹介するメイク行為をすることは
極めて精神的ハードルが低いように感じられました。
日本でもほとんどの女性が毎日何かしらのデイリースキンケアをしていると思いますが、
確かにこれを「意識が高い行為」と認識しながら行っている方はあまりいないのでは?
日本においてメンズスキンケアをもっと普及させるには
この精神的ハードルを下げられるような取り組みや習慣作りであったり、世間の理解を深めたりという活動は
避けて通れないような気がしています。
これもこの後ご紹介しますが、「メンズ専用化粧品」として売り出すよりも
スキンケアそのものの価値や必要性を、男性が「常識」と認識できるようになるまで
企業やインフルエンサー、そして周りの人たちが根気強く情報を与えることが何よりも効果的なように思います。(口で言うだけでは簡単ですが!!)
後編につづく!
韓国現地調査編、前編はここまで。
後編は
「”メンズ化粧品”はそもそも手に取られない?」
「韓国でのメンズメイク習慣は?」
「韓国コスメが韓国で流行ったのは日本人の影響!?」
のトピックスでBlogをアップする予定です。
アップされ次第コスメルチームの各SNSでお知らせ予定しますのでご覧くださいませ!
また、本庄ゼミのブログも更新されていますのでこちらもぜひぜひご覧くださいませ!!
https://ameblo.jp/honjozemi/
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