小さなコスメ作りにおける大きな壁

みなさん、こんにちは。シロクロです。
3回目となるこのブログ、今回はセミナーのご案内ではなく
コスメを作る側での悩ましい課題点について、綴っていこうと思います。

私のこれまでの仕事的に、スタートアップなど小さいクライアント案件に対応できる
化粧品OEMメーカーとお付き合いしたり、お話しする機会があるのですが、その中でかなりの頻度で出てくる共通の課題、
というか、もはや「壁」というべき悩ましい問題があります。

その中の大きな壁の一つが「原料の納入単位(入れ目)」問題です。

この金曜日、土曜日と縁あって沖縄の化粧品メーカー様に来ているのですが、
この話で1時間以上議論をしていました。

メーカーなどの化粧品開発の経験がない方は「?」となるかもしれませんが
実は、これ、とても切実な問題なんです。

どういうことかというと...


例えばとても魅力的な原料があって「是非、この原料を使いたい!」という
クライアント要望があったとします。

で、その原料の推奨配合量(効果と安全性、安定性のバランスが取れた量)である1%を配合した美容液30mLを500本作るとします。

この場合、この原料を1回の製造(1ロット)で使う量は「150g」

一方で先ほどの最低納入単位は国内メーカーの植物エキスや高価な原料であれば1kg単位で購入できますが
多くの場合は5~20kg程度となることも多いのが実情です。

とここまで話せば何が問題かお判りになる方が多いのではないでしょうか?

そう、余ってしまう原料が多く出てしまうんです...
150g使いたいだけなのに、1kgで納入できるものは850g、5kgになると、実に4,850gが余ることに
そして配合したコスメのリピートがなく、原料の有効期限を過ぎたら廃棄するしかなくなってしまいます。

廃棄なんてお金の無駄ですし、環境にもやさしくありません。
何よりせっかく作っていただいたメーカー様にも申し訳ない気持ちでいっぱいになります。

そして、このコストは製品原価に載せるか、廃棄時に折半して減損の処理をするしかないという非常に悩ましい調整をしなければなりません。

さらに、こういう問題が起きるので、スタートアップでこだわりのコスメを作りたくても成分面で妥協せざるをえないというクライアント側の課題にもつながってきます

この悩ましい課題、原料の保証問題もあったりクリアしないといけないポイントも多く、すぐに解決はできるものではないのですが、何とかCOSMELで力添えできないだろうかなあとまだぼんやりですが考えています。

そのひとつの手がかりとしてパートナーOEMメーカー様の輪を広げていきたいと考えおりますので、もしご興味等ありましたら、お問い合わせいただけると幸いです。